『世界に通じる伝統工芸探しの旅。“日本3大刃物”を求め高知へ』の続きです。
高知旅への目的だった”土佐打ち刃物”の工房巡りを終えて。
ひとまずやるべきことはやったので、観光をがっつり楽しもう!
このページのお品書き
日本三大鍾乳洞の1つ、『龍河洞』へ
現在地である土佐山田駅の近くの観光名所を探してみると、なんと『龍河洞』という高知随一の名所がかなり近場に!
日本三大鍾乳洞の1つなのだとか。
洞窟好きとしては行くしかない。
現在時刻は午後2時。
土佐山田駅からバスも出ているが、出発は2時間後。
そしてそれに乗ると帰りのバスがない(笑)
Googleマップが示す距離は7.8km。
自転車なら40~50分くらいだろうか。
ということで、工房巡りのためにレンタルしたママチャリでの移動を決意。
近づくにつれ、激しさを増す坂。
何度か電動自転車をチョイスしなかったことを後悔した。
山間の景色。
田舎の山と川のある風景はいい。
田舎育ちには懐かしさを感じさせてくれる。
出発から45分ほど。
予定通りの時間で龍河洞に到着した。
このご時世だからか、観光客はほぼいない。(平日なのもある)
鍾乳洞の入り口。
洞窟の入る前の高揚感はたまらない。
鍾乳洞というと山口県の秋吉台が有名だが、あちらは広大な空間が広がっているのに対しこちらは細長い道が続く。
しゃがまないと通れない道もあるほどだ。
しゃがんだ状態で器用に体を捻り、1メートルほど進む。
子どもの時遊んだニンテンドー64のマリオでそんな場面があった気がする。
ライトアップしているエリアに出てきた。
ライトアップが映えるのは、狭い洞窟ならではだろうか。
龍河洞の特徴は高低差。
20階建てのビルと同じくらい登るらしい。
数千年前の土器が鍾乳洞と一体化し、神の壺と名付けられていた。
こうして数千年の時を経てエンタメを提供していることにロマンを感じる。
自分も数千年後に何か面白いものを残せないだろうか。
洞窟を進むこと30分。
出口付近の開けたエリアでは、壮大な音楽とおもに銀河のプロジェクションマッピングが!
洞窟で壮大な音楽と壮大な映像をみるという体験にしびれた。
映像では宇宙の発生から人類の誕生までを追いかけていた。
自分が普段している仕事や悩みなどつまらないことだ。
龍河洞、来てよかった。
高知に来たら食べたい、カツオの藁焼き
龍河洞から高知市内に戻ると、夕方になっていた。
夕食を食べる店を探しがてら、市内をブラブラ歩き回る。
土佐料理の屋台が並ぶ、地元の憩いの場『ひろめ市場』。
ご当地メニューを扱う店、酒屋、おみやげ屋が並ぶ。
平日だがかなり賑わっていた。
高知に行くといったら知人に勧められた、『カツオの藁焼き』を注文。
いわゆるカツオのタタキだ。
藁で焼いている方が香ばしさが増すらしい。
タタキというとポン酢で食べるイメージだが、こちらは塩とワサビであっさりとした味付け。
これがめちゃくちゃ美味しい!
シンプルな分、カツオ本来の旨みが引き立っている。
スーパーなどで買って食べるタタキは青魚特有の臭みがあるが、高知のお店で食べるタタキにはそれが無い。
自分の中では、カツオは正直マグロや鮭の刺身よりは自分の中で少し下のポジションだったんだけど、高知のタタキはそれよりも上とすら感じた。
高知に行く際はぜひ食べてみて欲しい一品。
くじらの唐揚げもつまみとしておすすめです。
桂浜水族館は魚も動物も楽しめるお得スポット!
翌日、市内から30分ほどバスに乗って桂浜に向かう。
桂浜水族館というレビューの高いスポットがあったので、行ってみた。
桂浜水族館はカメ天国。
見たことない変わった種もいた。
この水族館の面白いところは、陸生の動物も豊富なところ。
動物好きなお子さんは喜ぶんじゃないかな。
物欲しげにアピールしてくるカピバラ。
餌やりもできます。
水族館から出たら、近くの桂浜を散策。
海沿いの崖上に鳥居の立ついい雰囲気の”龍王岬”。
個人的に感動したのは、この松と海のある風景!
水墨画で見たことある風景だ。
海は好きだが、そこに松があると日本らしい海の景色になる。
これは海外では味わえない、日本ならではの絶景だ。
今の自分よりも少し若いくらいの坂本龍馬は、この風景を見ながら日本の未来のことを考えていたんだなぁ。
脱藩して指名手配犯になりながら、日本各地を奔走して偉業を成し遂げる。
高知は洞窟、海、水族館など名所が比較的狭い範囲にギュっと詰まってて、1~2日の短期旅行に最適だった。
カツオの藁焼きは感動するので、ぜひ塩とワサビであっさり食べてみて下さい。