前回では、売れやすくする商品説明のポイントについて説明しました。
(高く売るために必要な5つの指針)
①写真を魅力的にする
②購入者が気になる情報を説明に載せる
③買った後の未来をイメージさせる
④相場を元に価格を決める
⑤検索されやすいワードを入れる
今回は、5つの指針のうち➂と④について解説します。
このページのお品書き
1. ③買った後の未来をイメージさせる
このような言葉を聞いたことがありますか?
「ドリルを売る際、お客様が買っているのはドリルそのものではない。そのドリルを使って開けた穴を買っている」
ドリルを使う事で穴を開けられる未来をイメージし、それが自分にとってのベネフィット(利益)になると感じたから、お客様はドリルを買ったという事です。
このたとえが示すのは、人は自分がその商品を買った未来をイメージして、その未来に魅力を感じたら商品を買うということです。
よって、自分の商品を売れやすくするには、その商品で手に入る未来をイメージさせるが大事なのです。
メルカリにおいては、その手段は2つあります。
・画像で視覚的に伝える
・商品説明でイメージを掻き立てる
まず画像で伝える方法ですが、着用画像はその最たる例です。
試着できないネットの買い物だからこそ、着用画像があると自分が身に付けた未来の姿をイメージすることができます。
<メルカリより引用>
またプラスアルファのテクとして、着用した感想も添えるとよりイメージがリアルになります。
例)サイズ感、肌触り、光沢感など
また、美容品などは使用感を説明文に乗せるのも効果的です。
以下は美容液の使用感を載せた文例です。
<メルカリより引用>
ベタベタしない。塗ったそばからしっとり。
自分がこの商品を使った光景がイメージできませんか?
試行錯誤の結果について記載しているのも高ポイントです。
ネットショッピングで買い物するとき、口コミを参考にする人は多いですよね。
それは、「その商品を使った未来を、よりリアルに知りたい」からです。
メルカリで着用感や使用感を載せると、この口コミと同様の効果を与えてくれます。
写真にしても説明にしても、「自分が商品をその買う場合、何を気にするか」という目線を持つようにしましょう。
2. ④相場を元に価格を決める
商品の早く売るためには、売れやすい金額で出品することが重要です。
いくら写真をきれいに撮り、説明文に力を入れても、売れない金額で出品していると一向に売れません。
自分の感覚で売値を決めてしまうのは、陥りがちな間違いです。
メルカリには売れやすい価格帯、相場があります。
特に始めは、相場の金額で出品するという事を守りましょう。
写真や説明文のテクニックは、その金額を底上げするという認識です。
では、その相場はどのように調べればいいか。
前回説明したメルカリの売り切れ検索で、簡単に調べることができます。
例えば、「アディダスの赤色の中古スニーカーを売りたい」としましょう。
まずはメルカリで「アディダス スニーカー」で検索します。
型番やモデル名(アディダスなら“イージーブースト”など)があれば、それも入れましょう。
そうすると商品が表示されるので、右上の絞り込みを押下します。
<メルカリより引用>
すると、検索条件が表示されます。
より精度の高いデータを得るためには、条件をできる限り絞り込むことが重要です。
※絞り込みすぎると、データ数自体が少なくなることがあります。その場合は条件を緩くしましょう。
前回説明したリサーチと同じく、“販売状況”を「売り切れ」にします。
これで販売済みの商品のみを抽出し、過去の売値のデータを取得できます。
抽出された商品のうち、自分の売りたい商品と同じ、もしくはよく似たものの売値をざっと見ていきましょう。
表示される商品に統一感がないなら、検索ワードを追加するなどして検索条件をもっと絞ってみましょう。
以下の例なら、「アディダスの赤色の中古スニーカー」は、
・高くて4800円前後
・中くらいの金額なら3000円台後半
・安くて1300円ほど
で売れているのが分かります。
それならば、写真と説明文をしっかり整えて、まずは5000円くらいで売ってみましょう。
出品から1日たっていいね数が1~3なら、反応が良くないので数百円値下げしましょう。
それでも売れないなら、毎日少しずつ値下げしていきます。
このように、まずは相場の少し高めで出品し、そこから少しずつ値下げしていくとより高い価格で売れやすくなります。
また、100円以上値下げすると、自分の商品を上位表示させ人目につきやすくする効果も得られます。
すなわち自分の商品に集客することができるのです。
この集客に関しては、以下の記事で詳しく解説します。
メルカリ不用品⑤ すぐに売れるための必須テクニック「上位表示」
出品したから終わり。ではなく、その後の集客作業もWEB販売では不可欠です。
5. まとめ
今回の内容を以下にまとめます。
・着用画像や使用感を載せると、商品を買った後の未来をよりリアルにイメージさせることができる
・「自分が商品をその買う場合、何を気にするか」という目線を持とう
・メルカリの売り切れ検索により、販売価格の相場を知ることができる
・まずは相場の少し高めで出品し、そこから少しずつ値下げしていこう
次回は、高く売るために必要な5つの指針の最後、
⑤検索されやすいワードを入れる
について説明します。
ここまで読めば、出品時のコツはあらかた押さえられます。
次回はこれまでと比べると内容が少ないので、サクっと読めるかと思います。
少し休憩して、ぜひまた読み進めてみて下さい。
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