前回は、アリババから商品を仕入れてメルカリで自分のショップを開業する手法の簡単な解説をしました。
メルカリショップ講座① 最も簡単なメルカリショップ開業“アリババ輸入”について
今回から、メルカリショップ開業の具体的なノウハウに入っていきます。
【メルカリショップ開業の流れ】
①メルカリで売れそうな商品のリサーチ
②アリババで商品探し
③発注
④メルカリで出品
⑤商品の反応をチェック。①に戻る
今回は①のリサーチの解説です。
リサーチは一連の流れで一番と言っていいほど重要な工程です。
ここを疎かにすると、売れない商品を仕入れて在庫を抱えるリスクが高まるので、しっかり手法を身に付けましょう!
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1. リサーチで調べること、自分の商材を決める
リサーチとは、どんな商品が、どれくらいの頻度で、いくらで売れているかを調べる作業です。
例えば、黒色のドレッシーなデザインのワンピースが、2日に1個、4000円で売れている。というような情報を調べます。
過去に売れたものと同じもの(もしくは似たもの)を、しっかり写真や説明文を整えて、同じ金額で出せば売れる。
これが基本となる考え方です。
やり方は非常に簡単です。
とあるメルカリ内の機能を使うことで、これらのデータを簡単に調べることができます。
その手順は次項で説明します。
その前に、自分がどんな商品を扱うか、商品選定を先に行う必要があります。
よく、「売れやすいカテゴリは何ですか」と聞かれることがあります。
しかし、「どのカテゴリが売れやすいとは一概に言えない」が答えです。
理由は、いかにも売れそうな商品は競合が多くて(レッドオーシャン)売れにくかったり、逆に欲しがる人がいなそうなマニアックな商品は競合が少ない(ブルーオーシャン)ので売れやすかったり、ということがあるからです。
メルカリは比較的なんでも売れる市場です。
商品として存在するということは、基本的には世の中に少なからず需要があるということです。
扱う商品は何でもよいのです。
大事なのは、「自分の得意な商材」を決めることです。
オススメしているのは、
・自分が人よりも知識を持っているジャンル
この中から商材を探しましょう。
理由は、「買い手が何を求めているかをイメージしやすい」からである。
例えば、ヨガが趣味な人がヨガグッズのショップを開設しました。
そのショップの一番の売れ筋は、ヨガマットです。
ヨガをやったことない人は、「ヨガマットを売ろう」という発想にすぐには至れないと思いませんか?
また、サークルでサッカーをやっている人が、サッカーグッズのショップを開設しました。
一番の売れ筋は、ラダーという足捌きのトレーニングに使用する道具でした。
サッカーをやらない人は、ラダーという言葉すら知らない人も多いですよね。
このように、好きもしくは知識があるジャンルを商材に選ぶと、そうでない人がとても思いつかないような商材を見つけられる可能性が高まるのです。
とは言え、そのような“特定”のジャンルを持たない人もいるかもしれません。
その場合には、
・メルカリ内で需要の高いジャンル
この中から探してみることをおすすめします。
“メルカリ内で需要の高いジャンル”は、ざっくりとではあるが以下の手順で調べることができます。
①検索窓をクリック
カテゴリーに表示される上のジャンルほど、需要が高くなっています。
次に、レディースカテゴリを開いてみましょう。
以下の画面が表示されます。
こちらも、上から順番に需要が高くなっています。
※絶対的な基準ではないので、あくまで参考程度にしましょう。
実は、自分も“特定”の好きなジャンルが無かったので、この方法で商材を選びました。
上位のカテゴリである「メンズ」の中で、比較的好きだった「アクセサリー」の商材からスタートさせました。
(この商材は、8年経った今でも扱っています。)
商品選定の段階であまり悩みすぎる必要はありません。
ぱっと思いつく商材をまずは選んでみましょう。
いまいちだったなら、後から変えればよいのです。
2. 売れる商品のリサーチ手順
それでは、実際にどのような手順でリサーチを行うか、図を交えて解説します。
先ほど書いた通り、そう難しい作業ではありません。通勤電車の中でもスマホでできる作業です。
① 検索窓に商材名を入れる、もしくはその商材に当てはまるカテゴリーを選ぶ
(今回は”iPhone ケース”の例で説明する)
② 右上の「絞り込み」を押下し、状態を「新品・未使用」、販売状況を「売り切れ」に選択、「完了」ボタンを押下する。
➂ そうすると、過去に売れた商品のみが表示される。
その中から、以下の条件を満たす画像を探す。
・見映えの良い写真(手慣れた出品者と思われる写真)
・ブランド品や、キャラクターなど版権物ではないもの
※ブランドものや版権物は、著作権違反になる可能性が高いので取り扱わないようにする
このような背景が真っ白な画像は、リサーチの参考にはなるが
「トップ画像は自身で撮影した写真を使用する」というメルカリ規約に反するので、
自分が出品する際は使用しないようにする。
下のような写真は、手慣れた出品者による画像の例である。
④ 画像が見つかったら、クリックして商品ページに入り、
下方にある評価数を確認する。
評価数が300件以上あれば、右方の「>」ボタンを押下し、出品者ページに進む。
評価数が300件以下なら②に戻る。
⑤ 出品者ページを下にスクロールしていくと、過去に販売した商品が表示される。
その中から左上に「SOLD」と書かれている商品に注目する。
たまに売れている商品ではなく、“何度も繰り返し売れている”商品を探す。
この、何度も繰り返し売れている商品が、自分が取り扱う商品の候補となります。
3. 売れている関連商品も調べておく
前項の④の手順で売れた商品を調べていると、その商品に関連した別のよく売れている商品が見つかることがあります。
例えば、Iphoneケースを売っているショップなら、同じく充電ケーブルや保護フィルムを売れている、というような感じです。
よく売れている関連商品も、今後自分のショップの商材を増やす上で貴重なネタとなります。
しっかり記録しておきましょう。
ただし、複数の商材を選ぶ場合にも、ある程度の関連性を持たせましょう。
例えば、Iphone関連の商品を扱うショップなのに、サッカー関連の商品も置いてあったりすると統一感が損なわれますよね。
ショップとしての統一感が無いと、ファンがつきにくくなります。
逆に統一感があると、フォローしてくれた人が繰り返し買ってくれることがあります。
商品の統一感を出すにはどうすればいいか、セレクトショップなど実際の店舗が扱ってる商材も参考にしてみましょう。
4. まとめ
今回のまとめは以下の通りです。
・商材は自分が関心、知識があるものを選ぶ
・売れる商品は、メルカリの売り切れ検索により行う
・ブランド品や著作物は対象外にする
・よく売れている関連商品も記録しておく
次回は、今回見つけ出した商品を仕入れサイト”アリババ”から探す手順を解説します。
[…] この方法については、前記事の3項でもさらっと説明しました。メルカリショップ講座② メルカリでよく売れる商品を探し出す方法 […]
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