景気の影響を受けづらい不動産投資。
本来、不動産の購入には多額の資金が必要ですが、
最近は少額で投資できる仕組みが整ってきています。
その例が、REIT(リート)と不動産クラウドファンディング。
今回は、この両者の違いとそれぞれのメリット・デメリット、どちらの投資がおすすめかについて考察してみました!
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REITと不動産クラウドファンディングの違い
さて、両者違いは主に以下の通りです。
REITは複数の不動産に分散投資するにに対し、不動産クラファンは基本的に1つの物件に投資をします。
REITとは「Real Estate Investment Trust (不動産投資信託)」の略で、特に日本の場合はJ-REATと言います。
REATの投資方法は株式投資に近いですね。
証券会社でアカウントを作り、自分の任意のタイミングで投資、出金ができます。
流動性が高いのはそのためですね。
ただし、株のように値動きがあるため、タイミングによってはマイナスになることもあります。
一方で、不動産クラファンは証券会社ではなく、クラファン運営会社でアカウントを作り出資をします。
一度出資をすると、そのプロジェクトが完了するまでの間(3~12カ月が多い)は基本的に出金はできません。
(COZUCHIなど一部のサービスは、手数料を払えば途中でも出金が可能)
しかし、REITと違いマイナスになることは基本的に無く出資金の3~10%/年の利益が得られます。
※元本保証はありませんが、現時点で元本割れするような事態は起きていません。
REITと不動産クラファンのメリット・デメリット
投資する立場である私たちから見た場合、REITと不動産クラファンは以下の点で共通しています。
では、私たちが投資する場合、REITと不動産クラファンをどう使い分ければいいのでしょう?
それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
REITのメリット・デメリット
株や債券と同じく任意のタイミングで取引ができ、倒産して元本が0になるリスクも低いのがREITの利点です。
しかし、価格変動があるので短期的にはマイナスになる可能性もあります。
不動産クラファンのメリット・デメリット
マイナスになる可能性が低く、一定のリターンが期待できるのが不動産クラファンの利点です。
しかし、途中出金はできず倍率が高いと抽選もれすることもあるので、自分のタイミングでの投資はしづらいですね。
REITと不動産クラファンをどう使い分ける?←初心者向けは不動産クラファン、REITは中長期投資向け
両者の特徴を踏まえて、私たちはどう使い分ければいいのでしょう?
個人的な見解としては、投資初心者は不動産クラファンがおすすめです。
理由は、マイナスになる可能性が低く一定のリターンが期待できるから。
REITのように相場を気にする必要もありません。
しかし、不動産クラファンはまだまだ始まってから日の浅い発展途上の仕組みです。
今後、有象無象のサービスが増えると倒産リスクが高まるかもしれません。
サービスの選定が必要でしょう。
一押しのサービスは、手数料を払えば途中出金ができて、元本割れもしたことが無いCOZUCHIです。
一方で、既にある程度の投資をこなしている中、上級者はREITがおすすめです。
長期的な投資で資産を分散したいなら使い勝手の良いサービスでしょう。
REITにもたくさんの銘柄があるので、興味があればそれぞれの過去の値動きを見てみるのも面白いですよ!