前回は、写真や説明から商品を買った未来をイメージさせるテクニック、メルカリの相場を調べて価格設定する方法について解説しました。
(高く売るために必要な5つの指針)
①写真を魅力的にする
②購入者が気になる情報を説明に載せる
③買った後の未来をイメージさせる
④相場を元に価格を決める
⑤検索されやすいワードを入れる
今回は5つの指針のうち、⑤について解説します。
このページのお品書き
1. メルカリにおける“集客”の概要
①~④については、商品ページに辿り着いたお客様が購入してくれる確率を高めるための、ページの作り込みに関するテクニックです。
しかし、そもそも商品ページに人が来なければ売れることはありません。
美味しいラーメンを作っても、集客しないとラーメンは売れませんよね。
では、自分の商品ページに集客するために何をすべきか。
出品の前と後とで2つあります。
出品前:検索されやすいキーワードをタイトル、説明文に入れる
出品後:メルカリのタイムラインに上位表示させる
出品後の施策については、“売れやすくするテクニック 出品後 編”で解説します。
今回は、出品前の施策についての解説です。
2. ⑤検索されやすいワードを入れる について
さて、メルカリで買い物をするとき、どのようにして目当ての商品に辿り着くでしょうか。
多くの場合、欲しい商品をキーワードで検索しますよね。
例えば、“iPhoneケース”を買いたい場合は「iPhone ケース」と検索します。
人によっては、黒いケースが欲しい場合は「iPhone ケース 黒」、さらに手帳型のケースが欲しい場合は「iPhone ケース 黒 手帳」と検索するかもしれません。
つまり、自分の商品を売れやすくするためには、その商品を買う可能性が高い人がどのように検索するかを予測し、そのキーワードをタイトルもしくは説明文に盛り込む必要があるのです。
しかし、予測しようにも、検索されるであろうキーワードは始めは浮かばないかもしれません。
そんなときの為に、検索されやすいキーワードを調べる3つの方法を紹介します。
・メルカリ内のサジェスト(予測変換)を参考にする
・Googleサジェストを調べる。
・出品が上手い競合セラーのキーワードを調べる
順番に解説します。
2-1. メルカリ内のサジェスト(予測キーワード)を参考にする
サジェストとは、検索欄にキーワードを入れた際、その下に表示される予測キーワードの
ことです。
例えば、メルカリの検索欄に「iphone」と入れると、以下のように表示されます。
赤枠で囲った部分がサジェストです。
<メルカリより引用>
また、重要なのはサジェストは検索されやすい順に上から表示されていることす。
上写真の例で言うと、iphone関係の商品では、”iphone11のケース”が一番検索されているという事になりますね。
その次は”iphone8”関連の商品です。
では、次は「iphone11」と入れてみましょう。
そうすると、より掘り下げた調査ができます。
<メルカリより引用>
Iphone11関係の商品では、ケースが一番検索されているという事が分かります。
また、一番下には「手帳」というキーワードがあります。
このことから、
★タイトル★
・出品する際は「ケース」という単語を入れた方が良い
※ケースに関係ない商品を出す場合は入れられない
・手帳型ケースの需要がかなり多いと思われる。
以上の事が分かります。
同じように、「iphone8」と入れてみよう。
<メルカリより引用>
「Iphone11」で検索した時と、さほど違わない結果になりました。
次は、サジェストの上の方にある「iphone8 ケース」でさらに絞り込みをかけてみましょう。
<メルカリより引用>
ここから新たに読み取れる情報は以下の通りです。
・ifaceというケースがよく売れているらしい
・ブランドやディズニーもよく売れてる。
※ただしこれらは著作権物なので、扱わない方が無難
・透明ケースがそれなりの頻度で検索されている
これらの結果から、iPhoneケースを売る際に入れた方が良いキーワードは、「Iphone○○(○○はモデルの数字を入れる)」「手帳型」「シリコン」「透明」である。
もちろん、商品に関係のないキーワードを入れるのは厳禁です。
例えば、手帳型のケースを売る際には「シリコン」や「透明」は入れてはなりません。
2-2. Googleサジェストを調べる。
Googleで検索されやすいキーワードは、世の中の需要も高いと言えます。
そのようなキーワードは、メルカリ内でも検索される確率が高くなります。
メルカリと同様、Googleのサジェストを調べるには、下リンクの“関連キーワード取得ツールβ版”を使用します。
http://www.related-keywords.com
検索キーワード欄に「Iphone ケース」と入れてみましょう。
すると以下の画面が表示されました。
<引用:http://www.related-keywords.com>
一番確認すべきは、左上の「Googleサジェスト」です。
「おすすめ」や「xs」、「人気」などが検索されています。
これらも、不自然なく盛り込めるワードなら入れてみましょう。
2-3. 出品が上手い競合セラーのキーワードを調べる
評価数の高いセラーは、検索キーワードにも気を配っている可能性が高いです。
それらのセラーが使用しているキーワードを、自分も入れてみましょう。
自分が売ろうとしている商品で検索し、写真が上手い出品を探します。
その商品ページを開いてみましょう。
確認するのは、下写真の赤枠のタイトル部分と、説明文中のハッシュタグです。
タイトル中にサジェストで見つからなかったキーワードがあれば、それも入れてみましょう。
メルカリのタイトルは40文字という制限があるのですが、入れたいキーワードがその文字数で収まりきらない場合に便利なのがハッシュタグ“#”です。
#○○ という形で説明文中に入れると、○○のキーワードで検索に引っかかるようになるのです。
ハッシュタグは説明文の最後に入れるのが一般的です。
なお、ハッシュタグも商品とは関係のないキーワードを入れるのは規約違反なので厳禁です。
またこのハッシュタグには、自分の商品を閲覧しやすく分類するという使い方もあります。
スーパーマーケットでは調味料、お菓子など分類ごとに棚が分けられているが、それと同じような分類がハッシュタグで可能になるのです。
この方法については、また別の記事で解説します。
5. まとめ
本稿の内容を以下にまとめます。
・検索されやすいキーワードは、メルカリの予測変換を上から順に見ていけば分かる
・Googleサジェストのキーワードも有効
・商品に関係のないキーワードを入れることは厳禁
次回は、
メルカリ不用品⑤ すぐに売れるための必須テクニック「上位表示」
について解説します。
これはメルカリでビジネスをする上では必須のテクニックといっても過言ではありません。
ぜひこのまま読み進めてみて下さい!